2018.08.09 UP
市民パワーで道路の穴ぼこ追放!通報用のスマホアプリも登場
道路の老朽化などによって生じる道路上の穴ぼこや段差などの路面の異常は、
放置すればタイヤのパンクや事故の原因になりかねません。
国や自治体の道路管理責任者は定期的に巡回点検していますが、
一般市民からの通報も大切な情報源となっています。
最近は、より迅速な補修を目指し、道路状況通報専用のスマホ投稿アプリを導入する自治体が増えています。
神奈川県相模原市の「パッ!撮るん。」はその一例。2015年から市民に配信し、
補修が必要な道路情報を募っています。
スマホ投稿アプリが優れているのは24時間情報を受け付けられること。
また、口頭での情報提供は場所の特定に手間取りますが、
アプリの場合は現場の写真をアップしてもらうだけでGPS機能によって位置情報が簡単に得られます。
市民からの情報提供を促すため、ユニークな取り組みで話題を集めているのが、
埼玉県所沢市が2015年からはじめた「穴ぼこ通報キャンペーン」。
毎年、約2週間のキャンペーン期間中に、補修が必要な道路情報をメールや電話で提供した市民に謝礼として
地元球団の埼玉西武ライオンズのペア観戦チケット引換券をプレゼントしています。
謝礼が用意されるようになったキャンペーン2年目の2016年には、
プレゼント効果により通報件数は初年度からほぼ倍増したそう。
2018年のキャンペーンは終了しましたが、
開始早々にプレゼントの先着人数に達するなど市民の関心は上々です。
自分たちの暮らすまちを良くするのは自分たち。
安心・安全な道路の維持管理に、市民の力がどんどん生かされるといいですね。