笑顔予測診断

2018.07.24 UP

第12回「プロジェクトメンバー交流会(講演会)」を開催しました!

「みんなでいっしょに交通事故ゼロを目指すプロジェクト」DRIVE&LOVEでは、プロジェクトメンバーの皆さまと定期的に「プロジェクトメンバー交流会」を開催しております。
(※プロジェクトメンバー=DRIVE&LOVEの趣旨にご賛同いただき、当事務局に参加表明をしていただいた企業及び団体)

第12回となる今回は、大阪市内の会場にて講演会を開催し、34の企業・団体から58名の皆さまにご参加いただきました。


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▲笑福亭松枝師匠の高座            ▲高座を降りてのユニークな講演

交流会ではまず、事務局からプロジェクトの活動現況をご報告させていただきました。 その後、「笑顔と交通安全ルールとの関係」をテーマに、落語家の笑福亭松枝師匠よりご講演いただきました。

講演では、会議用机を利用して高座を設けて、本物の寄席のような形で上方落語の「いらち俥(くるま)」をご披露いただきました。「いらち」とは、関西の方言で「イライラしやすい人、せっかち、短気」のことです。そして「俥」は「人力車」、現代でいうところのタクシーにあたります。

健脚自慢の俥屋が、乗せたお客さんの要望を無視して自分本位に走り回り、それに乗客がヒヤヒヤしながら物語が進んでいく落語です。終始こころが落ち着かない乗客の様子や、荒々しく危なっかしい運転の様子が細かく描写されて臨場感に溢れており、会場の皆さんも話に引き込まれていっていました。

落語をご披露いただいた後は、「笑い」についてのお話をいただきました。
下記は体験を交えた松枝師匠の講演の一部です。

松枝師匠からは、まず、人間には「コントロール出来ない感情(=一次感情):哀しみ、喜び」と、「コントロール出来る感情(=二次感情):怒り」があるとされている中で、怒りをコントロールするスキル「アンガーマネジメント」という技法があり、それにより穏やかに生活を送るためのいくつかの方法をご紹介いただきました。

そのうちのひとつに有名な「6秒ルール」というものがあります。
瞬間的に強い怒りを感じた際、深呼吸しながら数を6つ数えるというもの。
松枝師匠曰く、数えるものは何でもよく、「赤、青、緑、黄色......」と好きな色を6つ言ったり、「イチゴ、リンゴ、バナナ......」と好きな食べ物を6つ言ったりするのも効果的だそうです。

また、斎藤茂太氏の著書から「一怒一老、一笑一若」という言葉を引用され、怒るとよくない方へ進み、笑うといいことが起きるともおっしゃっていました。

アメリカの心理学者によると、笑いのメカニズムは主に4パターンに分かれており、
それは、
① 本能の充足(ひもじい、寒いが満たされたとき)
② 努力目標の達成
③ 優越感(人より上であると感じること)
④ 疑問の氷解(分からないことが分かる瞬間)
だそうです。

上記の4パターンに共通しているのは、"安心・安全を得られて人は笑う"ということ。
不安が安心にかわる瞬間に、緊張が緩み、笑いが起きるのだそうです。

では「不安が安心に代わる瞬間」とはどのような時か。
それはルールが把握できている/守られているとき。
「知っている」は「安心」で、「安心」すると人は「笑い」ます。

披露していただいた落語「いらち俥」では、自分の要望を聞き入れてくれるのか、どこまで行くのか、ルールを守ってくれるのか、無事に目的地へ辿り着くのか、なにも分からないまま俥が走り続けたことから、乗客は少しも笑うこともなく、大変不安な様子だったというわけです。

師匠は「笑い=安心=ルール」という関係性があるのだということを話されたのですが、確かに言われてみれば、人はまず、法則(ルール)を理解し、かつ、それが守られることで安心し、その結果笑うことが出来るというのは、その通りだと思いました。

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▲師匠の質問に挙手する参加者の皆さん     ▲講演を聞いて笑いに溢れる会場の様子

また、松枝師匠は会場の皆さんに対して、いくつかの質問を投げかけられました。
その質問内容が自分の中でアリかナシかで挙手をするのですが、その質問のひとつが「炊きたてご飯のおかずにたこ焼きはアリか?ナシか?」
会場の皆さんは挙手で回答するものの、交通安全との関連性が見えず戸惑いも見られる皆さんをよそに、師匠は続けます。
「では、炊きたてご飯とフライドポテトはアリか?ナシか?」
これらの質問は、その内容によって自分が多数派にも少数派にもなります。自分の常識は他者にとっては必ずしも常識ではないことを知ることで、多様性を実感し、他者に寛容になることが出来るのです。

寛容なこころは、怒らないこととも共通してくる大切な心持ちであり、ルールの範囲内での多様性は、認めあっていきたいですねと師匠はおっしゃっていました。

参加者の皆さまからは、

「プロの噺家の講演は本当に素晴らしいもので、大変勉強になりました。その道のプロからの、笑いとは"=安心""=ルール"であるとの言葉は、とても説得力があり、腹落ち致しました」
「意外な切り口で楽しかった」
「松枝師匠のご講演、講師としての話し方、身ぶり、声の抑揚のつけ方、間の取り方など人前で話す機会のある仕事をしているので、現場で活用できるよう練習したい」
「車を運転するにあたって気を付けなければいけない、気の持ち方や怒りのコントロールの仕方などをおもしろおかしく伝えてくれました」
「楽しく笑いを知ることができた。笑いが、ルールや安心のもと生まれるものだと改めて思えた」

など、好意的なお声を多数いただきました。
また、楽しいだけでなく、ルールをよく知り、安心すると笑顔が生まれるという話についてもご納得いただいた方が多くおられたようで、参加いただいた皆さまには今回の趣旨をよくご理解いただけたのではないでしょうか。

松枝師匠、そしてお集まりくださいましたプロジェクトメンバーの皆さま、
本当にありがとうございました。

今後もさまざまな企画をご用意し、定期的に交流会を開催する予定です。
今回ご出席の皆さまはもちろん、ご都合が合わず残念ながらご参加いただけなかったプロジェクトメンバーの皆さまのご参加もお待ちしております。

また、皆さまの交通安全活動や、チラシやポスターにロゴを使用していただくなどの活動広報の実施状況について、どんどん当サイトにて発信させていただきますので、ご連絡をお待ちしております!

今後ともDRIVE&LOVEプロジェクトを、よろしくお願いいたします。



●今回、ご参加頂いたプロジェクトメンバーの皆さまは以下の通りです。(五十音順)

アイランドフューチャーコーポレーション株式会社、株式会社赤城商会、アートコーポレーション株式会社、特定非営利活動法人いきいきハイウエイ支援全国ネット、インプレッションゴルフ株式会社、株式会社エフエム愛媛、公益財団法人大阪交通災害遺族会、株式会社ガイアート、関西大学、近鉄バス株式会社、光明興業株式会社、コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社、コンドーFRP工業株式会社、シンエーフーヅ株式会社、水了軒紀州食品産業株式会社、株式会社泉南オートグリル、トールウェイサービス株式会社、一般社団法人日本自動車連盟(JAF)、株式会社ニューモンブランフード、阪神高速道路株式会社、本州四国連絡高速道路株式会社

<NEXCO西日本グループ>
西日本高速道路エンジニアリング関西株式会社、西日本高速道路サービス関西株式会社、西日本高速道路サービス四国株式会社、西日本高速道路サービス・ホールディングス株式会社、西日本高速道路パトロール関西株式会社、西日本高速道路パトロール九州株式会社、西日本高速道路ファシリティーズ株式会社、西日本高速道路メンテナンス関西株式会社、西日本高速道路メンテナンス中国株式会社、西日本高速道路ロジスティックス株式会社、NEXCO西日本コミュニケーションズ株式会社、NEXCO西日本コンサルタンツ株式会社、西日本高速道路株式会社

計34社

事務局:西日本高速道路株式会社